ブログ立ち上げは面倒です。
いや、正確に言うと、面倒なのは「手を動かす」ことだ、と思い込んでいました。
僕は Claude Max を 2026-02-末に契約しました。そしてそれから約2ヶ月半、YouTube と X で Claude Code の使い方を独学していました。そして今日 2026-05-10、契約から71日目にしてようやく記事1本目を書いています。
5/6 に SWELL を購入、5/9 に GA4 と Search Console を投入 — ここまでは「再起動の助走」でした。そして 5/10 の今日、ようやく本格的な記事執筆フェーズに入りました。立ち上げ作業そのものは合計で約2時間、残りは決済の待ち時間・DNS 伝播待ち・メール認証待ちといった純粋な空き時間でした。
この記事では、その全工程を時系列ログで公開します。各ステップで「何分かかったか」「いくら使ったか」「ハマりポイントは何だったか」を全部数字で出します。
目次
- なぜ SWELL を選んだか
- XServer 契約 → ドメイン取得 → WP インストール (実所要 約30分)
- SWELL 購入 → 親テーマ + 子テーマ有効化 (実所要 約15分)
- SWELL の最低限カスタマイズ (4ステップ・約30分)
- Contact Form 7 でお問い合わせフォーム設置 (実所要 約20分)
- SiteGuard でログイン URL ランダム化 + xmlrpc 無効化 (実所要 約15分)
- 初日に発生した2つのハマりポイント
- 初日完了状態と次のアクション
1. なぜ SWELL を選んだか
AI エージェントを社員にして複数事業を運営する前提だと、最終的に 3〜4個の WP サイトを並行運用する ことが確定していました。各サイトでテーマを統一したい (運用効率・操作慣れ・トラブル時の調査コスト削減) ので、初手で有料テーマを選ぶ方が後々の手間が減ります。
SWELL は ¥17,600 買い切り、複数自社サイトで使い回し可。3〜4サイトに展開するなら 1サイトあたり実質 ¥4,400 〜 ¥5,866 です。
「無料テーマで月10時間以上 CSS 調整するくらいなら、有料テーマを買って自分の時間を残す」 — エンジニア寄りの読者には直感に反する選択かもしれません。ただ、自営業では「自分の時間がコスト」になるので、買って終わるならその方が合理的だと判断しました。
2. XServer 契約 → ドメイン取得 → WP インストール (実所要 約30分)
XServer スタンダード 1年契約は ¥13,200 (12ヶ月一括・月¥1,100) です。執筆時点 (2026-05) のキャンペーン適用後の金額です。
申し込みは公式から → エックスサーバー![]()
僕はクレジットカード一括払いで、初期費用無料キャンペーンに乗りました。
ドメインは XServer 特典の 永久無料 .com 1個を ai-shacho.com に充当しています。これがあるかないかで年間 ¥1,500 〜 ¥2,000 が違うので、必ず特典を確認してください。
ドメイン申込で必要な入力:
- 連絡先情報 (ドメイン情報公開設定で個人情報は伏せられます。必ず ON にする)
- メアド認証 (申込確認メール内のリンクをクリックするだけ)
WordPress 自体のインストールは管理パネルの「WordPress 簡単インストール」で5分で終わります。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| インストール先 URL | https://ai-shacho.com/ |
| サイト名 | AIしゃちょ。 |
| 管理者ユーザー名 | ランダム文字列 (英数字10文字以上) |
| パスワード | PW マネージャ生成16文字 |
| メアド | contact@ai-shacho.com |
⚠️ 管理者ユーザー名は絶対に admin root aishacho 等の推測しやすい名前にしないこと。WordPress サイトは bot 攻撃で常時ログイン試行されます。ユーザー名がバレた瞬間、パスワード総当たり攻撃の射程に入ります。
3. SWELL 購入 → 親テーマ + 子テーマ有効化 (実所要 約15分)
SWELL 公式サイト (https://swell-theme.com/) で ¥17,600 を Stripe 決済します。決済完了後、会員ページに 2つの ZIP が用意されます。
swell-XX.zip(親テーマ)swell_child.zip(子テーマ)
WP 管理画面 → 外観 → テーマ → 新規追加 → アップロード で両方アップロードします。アップロード後、SWELL CHILD (子テーマ) を有効化します。
⚠️ 親テーマ単体を有効化してはいけません。SWELL は頻繁にアップデートされますが、更新のたびに親テーマファイルが上書きされます。子テーマを有効化していれば、自前の CSS/JS は子テーマ側に書くため、テーマ更新でカスタマイズが消える事故を防げます。
4. SWELL の最低限カスタマイズ (4ステップ・約30分)
最低限やっておくべきカスタマイズは 4つです。これだけやれば「とりあえず公開して恥ずかしくない」状態になります。
4-1. メインビジュアル非表示
「カスタマイズ → トップページ → メインビジュアル → 表示タイプ → 表示しない」
メインビジュアルがあるとヘッダーが大きくなり、ファーストビューに最新記事が出ません。実装ログ系のブログでは記事一覧が見える方が読者が次に読むものを探しやすいと判断しました。
4-2. カラー設定
「カスタマイズ → サイト全体設定 → 基本カラー」 でメインカラー・リンクカラー・フッター背景の 3点を仮で決めます。後からいくらでも変えられるので、初日に悩む価値はゼロ。
WP-CLI 経由で Python から自動投入しました (scripts/setup_swell_basic.py で再現可能。別記事で詳細解説します)。
4-3. フッターコピーライト
「カスタマイズ → フッター → コピーライト表記」 を © 2026 AIしゃちょ。 に変更します。
4-4. ファビコン仮設置
「サイト基本情報 → サイトアイコン」 で 512×512 の PNG をアップロードします。本番アイコンは後日生成するとして、初日は仮で「AI」と書かれた単色アイコンで十分です。Pillow (Python) で 5分で生成できます。
5. Contact Form 7 でお問い合わせフォーム設置 (実所要 約20分)
お問い合わせフォームは ASP の審査で「サイト所有者と連絡が取れる」ことを示すために必須です。SWELL にはお問い合わせフォーム機能が標準搭載されていないので、プラグイン Contact Form 7 を使います。
手順は以下です:
- プラグイン → 新規追加 → 「Contact Form 7」検索 → インストール → 有効化
- お問い合わせ → コンタクトフォーム → 「コンタクトフォーム1」(デフォルト) を編集
- 「メール」タブで送信先を
contact@ai-shacho.comに設定 - 「フォーム」タブに生成された短コード (
の形) をコピーエラー: コンタクトフォームが見つかりません。
- 固定ページ「お問い合わせ」を作成 → 短コードを貼付 → 公開
- メール送信テストを必ず行います (テスト送信して、届かなかったらメールサーバー設定を見直す)
⚠️ XServer の場合、独自ドメインメール (contact@ai-shacho.com) は XServer Webmail or POP/IMAP で受信します。フォームから届いたメールが見えない場合はメール転送設定を確認します。
6. SiteGuard でログイン URL ランダム化 + xmlrpc 無効化 (実所要 約15分)
WordPress はデフォルトのログイン URL https://ai-shacho.com/wp-login.php が bot 攻撃の主戦場です。これをランダム化するのが SiteGuard プラグインです。
設定項目で必ず有効化するもの:
- ログインページ変更 (URL を
/login_<ランダム>に変更) - 画像認証 (CAPTCHA)
- ログイン詳細エラーメッセージの無効化
- ログインロック (5回失敗で30分ロック)
- 管理ページアクセス制限
- コメント認証
- 更新通知
⚠️ disable_restapi_enable (REST API 無効化) は 0 のまま (有効のまま) にします。WP-CLI 連携で REST API を使うため、これを無効化すると自動化が止まります。
⚠️ ログイン URL をランダム化したら、必ず PW マネージャに新 URL を保存します。書き留め忘れて自分自身が締め出されるケースが本当にあります。
xmlrpc.php (古いリモート投稿 API) は無効化推奨です。「無効化する」にチェック。これでブルートフォース攻撃の経路が 1本減ります。
7. 初日に発生した2つのハマりポイント
7-1. WordPress URL が http:// のままだった
XServer の SSL 自動設定がオンになっていて HTTPS でサイトは表示されていましたが、WordPress 内部の siteurl home オプションが http:// のままでした。これにより CSS/JS の一部が mixed content 扱いでブロックされます。
修正は WP-CLI で1行:
wp option update siteurl https://ai-shacho.com
wp option update home https://ai-shacho.com
ただし WP-CLI を使うには XServer SSH を有効化する必要があります (Standard プランで使えます)。SSH 設定の詳細は別記事で解説します。
7-2. もしもアフィリエイトのメディア審査が記事0本で落ちた
サイト公開直後、勢いで A8.net・楽天・Amazon・もしも の4箇所に申請しました。A8.net と 楽天は即時承認、Amazon は仮承認 (180日以内に売上3件で本承認)、しかしもしもだけメディア審査落ち。
メールには定型文しか書かれていませんでしたが、申請時点でサイトの記事数は 0本 だったので、これは順当な結果です。「ASPは記事を最低5本積んでから申請する」というのは多くのブログ運営本に書いてある定石ですが、勢いで申請した結果、定石を実証することになりました。
もしもは記事を5本まで積んだ段階で再申請する予定です。Rakuten 経由でも Amazon 物販はカバーできるので、初日時点での実害はゼロでした。
⚠️ 教訓: ASP申請は記事5本以降にする。あるいは「即時承認系 (A8.net・楽天) は先・審査系 (もしも・バリューコマース等) は後」と分けると、機会損失なく動けます。
8. 初日完了状態と次のアクション
初日完了状態 (2026-05-09 終了時点):
| 項目 | 状態 |
|---|---|
| サイト公開 | ✅ https://ai-shacho.com/ |
| お問い合わせフォーム | ✅ Contact Form 7 |
| GA4 | ✅ 計測ID G-WQM3R7SBM6 |
| Search Console | ✅ 認証完了 |
| SiteGuard | ✅ ログイン URL ランダム化 |
| 記事 | ❌ 0本 (これから書く) |
| ASP登録 | ⏳ A8.net・楽天は即承認 / Amazon仮承認 / もしもは記事5本後に再申請 |
次のアクション:
- 記事5本書く (ASP 申請に向けたコンテンツ量の最低ライン)
- AI 社員 16人体制構築 (
/biz-spawn ai-meta-solo・別記事で詳説) - SNS 6アカウント開設 (X/YouTube/TikTok 会社+個人・別記事で詳説)
- PC 移行準備 (git push) — 1日仕事のサイトが消えたら最悪なので即 git 管理化
まとめ
立ち上げ自体は1日で済みます。難しいのはここから記事を継続執筆することです。
「どのテーマがいいか・どの ASP がいいか・どのレンタルサーバーがいいか」を比較記事で何時間も悩む人は多いと思います。ただ、僕の場合は YouTube と X で 2ヶ月半独学していた間に、結局この組み合わせの結論は何度も目にしていました。XServer + SWELL + Contact Form 7 + SiteGuard。
初日にかかった一次費用は ¥13,200 (XServer 12ヶ月一括) + ¥17,600 (SWELL 買い切り) = ¥30,800 でした。XServer は12ヶ月一括で支払い済なので翌年まで追加サーバー費用ゼロ、SWELL は買い切りなので未来永劫再課金なし。月割りに均すと 約¥1,100/月 で AI×ソロ起業ブログを運営できる計算です。
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